先日イーサリアムについての記事を投稿しました。
ここでイーサリアム2.0というアップデートが今後行われていくという話をしたんですが、イーサリアム2.0がどういうものかあまり僕自身分かっていないので調べていきたいと思います。
イーサリアムには本当に頑張って頂きたいという応援の意味も込めて。。(笑)
イーサリアムとは?
仮想通貨で有名なビットコインに次いで2番目の市場価値がある仮想通貨がイーサリアムです。
別名:ワールドコンピュータとも呼ばれ、通貨としての機能だけではなくプラットフォームとしての機能が豊富なことも人気の理由です。
2020年には、イーサリアムブロックチェーン上で作成されたDefiという分散型金融がバブル状態になりDefi内トークンがかなり値上がりしました。
過去記事でも紹介しています。
イーサリアム2.0とは?
イーサリアム2。0の話の前に、現状イーサリアムの問題点がどんなものがあるかが重要になってきます。
それは手数料の高騰、通信速度の低下です。
イーサリアム上で作られたサービスが人気になって使う人が増えてくるとプログラムでの処理に時間が掛かってしまい、通信速度が遅くなり早く処理をしようとすると処理に必要な手数料(トランザクションフィー)もどんどん高くなってきています。
今年の初めには3,000円超えてくる時もありました。
この手数料の高騰、通信速度の低下がイーサリアムの問題であり、改善の余地が残されている所です。
この問題点を改善していこうというのがイーサリアム2.0でアップデートをする目的です。
何が変わる?
実際にイーサリアム2.0になると何が変わるのかというと。
コンセンサスアルゴリズムがPoW方式からPoS方式に変更になります。
これはブロックチェーン上で何か処理を行おうとした時(例えば、送金をする時など。)に都度新しくブロックを作ってそれを積み重ねていくのですが、そのブロックを作る方法の違いです。ブロックチェーンはブロックが処理のたびに毎度毎度積み重なっていくので、改ざんや不正が出来ないということでセキュリティが保たれています。
また、今使われているメインのブロックチェーンと並列するような形で、ビーコンチェーン、シャードチェーンも追加されていきます。
今は、メインチェーンという1つしか処理できる場所がないですが、複数のチェーンを組み合わせて処理が重くなった時には処理の手助けをする、という目的です。
PoWとPoSの違い。
イーサリアムのコンセンサスアルゴリズム(承認方式)は、現段階ではPoWという方式を採用しています。これはビットコインと同じ方式です。
このコンセンサスアルゴリズムの方式をイーサリアム2.0ではPoSという方式に変更します。
PoWは、難しい計算問題をより早く解いた人がブロックを作成することが出来、作成した人は報酬としてETHをもらうことが出来ます。これをやろうとするとかなり高性能なパソコンが必要になり一般の人にはまず不可能です。
PoSは、一定のETHをシステム上に預けることでブロックを作成することが出来、作成した人にETHを報酬として与えます。
この方法では32ETH以上をシステム上に預けることで誰でもブロック作成することが出来ます。仮想通貨取引所のバイナンスなどでは、32ETH持っていない人でもPoSに参加が出来るようにバイナンスにETHを預ければバイナンスがイーサリアム上でPoSを代わりに行ってくれてその報酬を参加者に分配するサービスも始めています。
今後の予定
イーサリアム2.0は、いくつかの段階で分けてアップデートされていきます。
フェーズ0(2020年):イーサリアム2.0の運用開始。ビーコンチェーンが追加され、PoS方式を採用します。この段階ではイーサリアム1.0も並行して運用されます。
フェーズ1(2021年):64個のシャードチェーンを追加します。テスト的にシャードチェーンをいくつか追加して処理速度のテストをするようです。
フェーズ1.5(2021年):イーサリアム1.0とイーサリアム2.0を統合して運用開始。
フェーズ2(2021年):シャードチェーンを追加していきます。
現状の予定ではこのような感じでアップデートが行われるようですが、延びる可能性も大です。
まとめ
今後もイーサリアムのアップデートは続くため、注目しておいて損はないかと思います。
また、今後はビットコインでもあったような企業のイーサリアム参入も考えられます。
その時にはまた大きくETHの価格が変化する可能性もあります。
僕も個人的に注目していますので、長期投資と考えて長い目でイーサリアムを応援していきたいと思います。
ではでは。今日はこのあたりで。