DAPPsのゲームアプリなんかを調べているとよく「NFT」という言葉を聞きます。
NFT = Non Fungible Tokenの略ですが、いまいちよく意味が分からないので調べてみました!
これからブロックチェーン系のアプリやDefiなどをやっていく上では知っておいて損はなさそうです。
NFTとは?
NFT = Non Fungible Token。日本語訳だと非代替性トークン。
非代替性なので、代わりになるものが無いという事です。
現実世界のものだと、土地の所有権、免許証とかですかね。土地はまったく同じ形状・同じ場所にあるものは1つしか存在しないので非代替性です。
なので、非代替性 = 世界に1つで交換が出来ない物という事です。
逆に代替性があるものの例としては、お金だったり車だったり。
トヨタの車を持っていれば同じ種類の車はたくさん走っています、同じものと交換しようと思えば出来るのでこれは代替性のある物です。
この非代替性をブロックチェーンの技術を使ってゲームやデジタルアートなどに応用して、資産価値を持たせているものがNFTです。
自分で丹精込めて育てたキャラが唯一無二の物として資産として価値があるものになるのはゲームのやり甲斐があって面白いですよね!
イーサリアムには規格がある?
ERCという言葉をイーサリアムについて調べているとよく聞くと思いますが、ERC = Ethereum Request for Commentsの略で、イーサリアムのブロックチェーン上でトークンを発行する際の規格として決められています。
1番有名なものとして、「ERC20」をよく聞くと思いますが、ETHを発行している規格です。
このERC20という規格で発行されたトークン1つの価値は全て同じ価値で発行がされています。
イーサリアムのブロックチェーン上でNFTを発行するための規格は「ERC721」という規格で決められています。
この規格は、NFTを発行するための企画なので発行されたトークンは1トークンで違う価値を持ちます。
それぞれの規格で発行されたトークンはこの規格に対応したウォレットで保管することが出来、規格に対応していないウォレットへの送金は出来ないです。(間違って送るとなくなる可能性も、、、気をつけないといけないですね。)
イーサリアム系のウォレットで有名な「メタマスク」の登録方法は過去記事に記載しています。
ちなみに、ERCの後ろの数字は今までに発行されてきた規格の数で、今では1000以上あるようです。
NFTを活用しているゲームは?
DAPPSというブロックチェーン技術を使ったゲームにこのNFTがよく使われています。
例えば、
「サンドボックス」
土地を作ったり、そこで動くキャラクターを作ったり、この中でゲーム自体を作ったりも出来るゲームアプリです。遊ぶ人の想像力で何でも出来てしまう感じですね。
他にも、「クリプトキティー」や「Axie infinity」などのモンスターを育てるようなゲームからギャンブル系まで色々あります。
詳しくはこちらです。
こういったゲームの中で作られたキャラやアイテムがNFTとして売買出来るため、ただ遊ぶだけではなく、遊びながら資産形成にもなります。
面白いのは、規格が同じであれば全然違うゲームで作ったキャラを違うゲーム上に持っていって遊ぶことも出来るみたいですね。
あり得ないですけど、FFのキャラをドラクエで戦わせるみたいな。笑
今後どんな活用がされそう?
NFTは非代替性を活かしてどんな所で使われそうかなと考えたら、、、
個人の所有物や権利、証明書のような物から芸術品や音楽まで幅広く応用が効きそうです。
この技術を使えば海賊品なんかも無くなりそうですもんね。
ERC721規格で作られた音楽は複製が出来ないとか。
色々発展の可能性がある分野だと思うので、関係のあるプロジェクトのトークンを買っておくのは先行投資として魅力があると思います。
私もDAPPSゲームから始めてみています!
ではでは。